用神の取り方:恋愛・仕事・財運・健康

問いに応じて「用神」を正しく取ることは、奇門の盤を読み解くうえで最も重要なステップです。よくある相談内容ごとに、用神の取り方をまとめました。

更新日 2026-08-21

用神とは、盤面の中で「あなたが占っている事柄」を表す記号のことです。用神を正しく取れば解読に方向性が生まれ、取り違えれば、どれほど良い格局でも読み誤ってしまいます。

1. 共通の原則:日干と時干

  • 日干:占う本人を表します。
  • 時干:占う事柄、相手、または物事そのものを表します。

日干が時干を生じる場合は、あなたが自ら働きかけていることを示します。時干が日干を剋す場合は、事柄からの圧力が大きい、あるいは相手が優位に立っていることを示します。日干と時干の関係は、成否を判断する土台です。

2. 恋愛・結婚

  • 乙奇:女性側、妻、関係の中で柔らかい側
  • 庚:男性側、夫、強い側
  • 六合:結婚、協力、関係の状態
  • 天乙(値符):目上の人、権威、貴人

乙・庚・六合の三者の落宮の関係を見ます。相生・比和であれば良好で、相剋・刑沖があれば摩擦が生じます。六合が空亡に落ちている場合、関係はまだ確かな形になっていない可能性があります。

3. 仕事・キャリア

  • 開門:仕事、役職、会社
  • 日干:本人の状態
  • 値符:上司、リーダー、全体の環境
  • 年命:個人の長期的な運勢

開門が日干を生じる、または日干と比和であれば、仕事は安定しているか、昇進の機会があります。開門が日干を剋す、または入墓している場合は、プレッシャーが大きく、発展が制限されます。

4. 財運・投資

  • 生門:財運、利益、商売
  • 戊:資金、元手
  • 日干:財を求める人

生門と戊が同じ宮にある、または相生の関係にあれば、財運は比較的良好です。生門が日干を剋す、あるいは戊が空亡に当たる場合は、投資に慎重さが求められます。

5. 健康・病気

  • 天芮星:病気、問題の所在
  • 死門:重い病、終わり、持病
  • 日干:病人本人
  • 時干:病状、または治療の過程

天芮星の落宮が旺相で日干を剋す場合、病状は比較的重いと見ます。天芮星が制されている、または空亡に当たる場合は、問題は比較的軽いと見ます。健康の問題については、必ず医療機関で正式な診察を受けてください。

免責事項:健康や投資に関する内容は術数の知識として紹介するものであり、医師や専門家の意見に代わるものではありません。

よくある質問

一つの盤で複数のことを占えますか?

可能ですが、そのたびに用神を取り直す必要があります。問いが異なれば用神も異なるため、混同しないようにしましょう。

用神が空亡に落ちるとはどういう意味ですか?

多くの場合、物事がまだ形になっていない、力が弱まっている、あるいは結果がしばらく見えないことを表します。沖実または填実の時期を迎えてから、進展が見られます。

用神が剋されている場合はどう見ればよいですか?

物事に抵抗があることを示しますが、必ずしも失敗するとは限りません。用神を剋している記号が空亡や入墓になっていないか、また他の記号が救応していないかを確認します。