格局と応期:伏吟・反吟・空亡・馬星
伏吟・反吟・空亡・馬星といったよく見られる格局の読み方と、物事が起こる時期を推し量る方法を解説します。
更新日 2026-09-29
奇門盤には、用神と落宮のほかにも、物事の状態やリズムを示す特殊な格局があります。これらを押さえておくと、判断がより的確になります。
1. 伏吟:足踏みの状態
伏吟とは、用神・値符・値使門が本来の宮に落ちている状態、あるいは星や門が本来の宮と同じ位置にある状態を指します。物事の進みが遅い、同じことを繰り返す、停滞するといった状態を表し、現状を守ることに向いていて、大きく動くことには向きません。
昇進を占った場合、伏吟は役職が変わらないことを示すかもしれません。恋愛なら関係が行き詰まっていること、人探しなら相手がまだ元の場所の近くにいることを示す可能性があります。
2. 反吟:変動と反復
反吟とは、用神・値符・値使門が対沖の宮に落ちている状態、あるいは星や門が本来の宮と向かい合う位置にある状態を指します。変化、反復、不安定を表し、物事に転機が生じやすくなります。
転職・引っ越し・別れといった問いで反吟が出ると、結果が変わることを暗示している場合が多くあります。健康を占った場合は、病状がぶり返すことに注意が必要です。
3. 空亡:力が一時的に欠けている
空亡とは、作盤した時辰が属する旬から割り出される二つの地支のことで、たとえば甲子旬では戌・亥が空亡となります。この二つの地支は一つまたは二つの宮に落ちます。戌・亥はどちらも乾六宮にあり、申・酉は坤二宮と兌七宮に分かれて落ちます。空亡は「力がまだ整っていない」ことを表します。用神が空亡に当たると、現時点では見通しがはっきりしませんが、失敗を意味するわけではありません。
空亡は沖されれば実となり、填実されれば応じます。流年・流月・流日が空亡の地支を沖したり填実したりする時期に、物事が具体的に進展することが多くあります。
4. 馬星:動きと遠出
馬星は、移動、変化、遠出を表します。馬星が動けば物事は進展し、馬星が静かであれば進展は遅くなります。
馬星のある宮は、物事がどの方向へ展開するかを示すこともよくあります。たとえば馬星が乾六宮にあれば、北西の方角、長距離、権威などに関係している可能性があります。
5. 入墓と受制
入墓とは、星や門が五行の墓庫にあたる宮に入り、力が抑え込まれている状態です。受制とは、宮の五行に剋されている状態です。どちらも物事が環境の制約を受けていることを表すため、時機を待つか、外部の力を借りる必要があります。
免責事項:術数による判断は参考情報にすぎません。重要な決定は、現実の情報とあわせて行ってください。
よくある質問
伏吟は必ず悪い意味ですか?
必ずしもそうではありません。伏吟は安定や反復を表し、現状を守ることに向いています。「安定を保てるか」を占う場合には、伏吟はむしろ良い兆しです。
空亡は失敗を意味しますか?
いいえ。空亡は力がまだ整っていないことを示すだけで、填実や沖実の時期を迎えれば、結果が出る可能性は十分にあります。
応期はどのように見ますか?
一般的には、馬星、空亡、用神の旺衰、そして流年・流月を見ます。関係する宮が沖・合・填実されたときが、物事が応験する(現実になる)時期です。