時家奇門転盤法:拆補定局と陰陽遁

時家奇門が節気と日の干支からどのように局を定めるのか、そして陽遁は順行・陰遁は逆行するという配置の原理を解説します。

更新日 2026-09-29

時家奇門は、現在もっとも広く使われている作盤の方式です。「時辰」を単位とし、その時点の節気、日の干支、陰陽遁を組み合わせて一枚の転盤を作ります。

1. 二十四節気と三元

一年は二十四節気に分かれ、各節気はおよそ十五日です。各節気はさらに上元・中元・下元に分かれ、一元は五日で、それぞれ異なる局数に対応します。

たとえば冬至は一七四、小寒は二八五、大寒は三九六で、これらが陽遁の局数です。夏至は九三六、小暑は八二五、大暑は七一四で、こちらは陰遁の局数です。

2. 拆補定局:実際の節気の時刻を用いる

「拆補法」では、二つの段階で局を定めます。

  • 節気:実際の交節時刻(節気が切り替わる時刻)を基準とし、その時刻を過ぎた時点で新しい節気の局数に切り替えます。
  • 三元:その日の「符頭」を見ます。符頭とは、当日またはそれ以前で最も近い甲の日または己の日のことです。符頭の地支が子・午・卯・酉なら上元、寅・申・巳・亥なら中元、辰・戌・丑・未なら下元となります。

そのため、一つの節気が必ずしも上元から始まるとは限りません。交節の時点で符頭がどの元に当たるかによって、その元から用い始めます。また、各節気で実際に局を用いる日数も、ちょうど十五日になるとは限りません。これが「拆」(切り分ける)と「補」(補う)の意味であり、置閏法のように一つの節気の三元を別途繰り返す必要はありません。

この方法の利点は、天文暦に即していることです。ただし、交節時刻の計算方法や定局の方法はソフトウェアごとに異なるため、交節の前後では異なる局数が出ることがあります。

3. 陽遁は順行、陰遁は逆行

冬至を過ぎると陽の気が次第に生じるため、これを陽遁と呼び、三奇六儀は九宮の数の順に順行します。夏至を過ぎると陰の気が次第に増すため、これを陰遁と呼び、三奇六儀は九宮の数を逆にたどって逆行します。

この順逆は三奇六儀の配置だけでなく、値使門を数える方向や八神を配置する方向にも影響します。陰陽遁を見極めることが、盤を読む第一歩です。

4. 値符と値使門

まず、作盤に用いる時辰が属する旬首と、その甲が隠れている六儀を確認します(甲子は戊、甲戌は己、甲申は庚、甲午は辛、甲辰は壬、甲寅は癸に隠れます)。その六儀が地盤で落ちている宮の本来の九星が値符、本来の八門が値使門です(中五宮に落ちる場合は、値符は天禽星とし、値使門は坤二宮の死門を用います)。

当サイトは転盤法を採用しています。値符は時干に従い、時干が地盤で落ちている宮へ移ります。残りの八星も本来の順序のまま、外周の八宮に沿って一緒に回転します。値使門は時支に従い、旬首の宮から九宮の数に沿って数えて(陽遁は順に、陰遁は逆に数えます)落宮を求め、残りの七門も同様に八宮に沿ってまとめて回転します。こうして両者は、盤面を動かす主軸となります。

免責事項:作盤の方法は数多くあります。本ページで紹介しているのは時家奇門の転盤・拆補法であり、参考情報にすぎません。

よくある質問

なぜアプリによって局数が異なるのですか?

主な原因は、節気が切り替わる時刻の扱いと定局の方法の違いです。拆補法、置閏法、茅山法などにはそれぞれ違いがあるため、一つの方法を決めて使い続けることをおすすめします。

置閏法とは何ですか?

置閏法は、各節気を必ず上元から始め、三元をすべて使い切る方法です。符頭が節気より先行する日数が積み重なりすぎた場合(一般に九日を超えた場合)、芒種または大雪の後に一つの節気の三元(計十五日)をもう一度用います。これを置閏と呼びます。一方、拆補法では置閏を行わず、交節時刻を過ぎればその日の符頭に従って新しい節気の局を用います。

陽遁と陰遁は結果に影響しますか?

はい。記号がめぐる方向を決めるだけでなく、物事の流れにも影響します。陽遁は能動・拡大の傾向が強く、陰遁は静止・収束の傾向が強くなります。